Q.神経内科とは、何ですか?
A.脳、脊髄、末梢神経、筋肉の障害に由来するさまざまな症状に対し、内科的なアプローチで検査・治療に当たる科です。一般的な疾患として脳卒中、パーキンソン病、片頭痛・緊張型頭痛、末梢神経障害、髄膜炎、筋炎などの方が通院されています。
Q.どのような症状の時、神経内科に受診したらよいですか?
A.次のような症状の人です。
| ・ 頭痛 | 今までに頭痛を起こしたことがない方はいないでしょう。中には、頭痛が頻繁に起こって日常生活に妨げのある人もおられることと思います。よく、「私は片頭痛もち」といわれる方に遭遇しますが、その中には本当の血管性頭痛である片頭痛の他、頚肩部の筋緊張に由来する筋収縮性頭痛がしばしば混じっています。治療方法は全く異なります。きちんと診察を受けて、正しい治療を選びましょう。 |
| ・ 物忘れ | 加齢に伴う生理的な健忘から、病的な痴呆症までさまざまな状態があります。一人で悩まずに、痴呆テスト・脳波・脳血流シンチグラフィーなどで精査を受けましょう。様子を見てよいか、投薬を受けたほうがよいか的確な助言を受けましょう。 |
| ・ ふるえ | 手がふるえる方、それはものを持ったり、字を書く時ではありませんか?それは本態性振戦といいます。安静にしているときにふるえますか?それは安静時振戦といってパーキンソン病に伴うことが多い病態です。いずれも治療方法があります。ふるえは難しい言葉でいうと、不随意運動のひとつです。不随意運動は頭頚部、体幹、手足にふるえ以外に様々な形で現れることがあることも確認しておきましょう。 |
| ・ しびれ | しばしばしびれるといいますが、その中には、皮膚の感覚が鈍くなったり、ジンジンあるいはピリピリする場合の「しびれ」と、手足の力が抜けた場合の「しびれ」もあります。いずれも脳、脊髄、末梢神経由来で起こりえますが、それぞれの特徴的な分布や他の兆候の組み合わせがあります。神経内科では詳細な神経学的所見をとった後、神経生理学的検査・画像検査を行い病変部位を確認、原因に応じた治療方法を選択します。 |
| ・ めまい | ぐるぐる回る回転性の激しいものから、何となくふらふらする程度のものまでいろいろです。やはり、どこからめまいが生じているのか、内耳なのか脳由来なのか鑑別しなければなりません。 |
| ・ 歩行困難 | 片足の力が入らない、力は入るがふらふらして安定しない、つっぱる、小刻みにしか進めない、足がすくんでしまう、すぐ転ぶなどありませんか? |
| ・ のみこみにくい | とくに当科の領域では、誤嚥といって食物や水分が肺に入り込む場合が問題です。嚥下造影検査を受けて、誤嚥があるのか確認しましょう。原因疾患の治療と同時に、嚥下の訓練適応となる場合があります。 |
| ・ 意識混濁・消失 | 発作的に意識喪失を繰り返す場合、特にけいれんを伴うときはてんかんの可能性があります。脳波、画像検査を受けて確認しましょう。また、血圧低下に伴う失神や、代謝性・内分泌性の意識混濁があります。確実な原因精査が必要です。 |
| ※ 神経内科は眼科、耳鼻科、整形外科、脳神経外科疾患との関連も深く、それぞれの科から診察・治療依頼を受けたり、また、当科で判明した疾患をそれぞれの科へ診療依頼したりすることがしばしばです。 | |
Q.福岡東病院の神経内科の特色は何ですか?
A.日本神経学会認定の神経内科専門医が診療を担当し、急性期疾患の入院治療から、神経難病の外来管理まで行っています。
リハビリテーション科スタッフと連携し、充実した入院訓練を行っています。
患者さんが安心して在宅生活が出来るように、地域の訪問看護ステーションや行政と連携・協力しています。

(1986年九州大学医学部卒業 神経内科医長)
[専門診療分野]
・神経内科全般
[取得資格]
・日本神経学会 神経内科専門医
・日本頭痛学会 頭痛専門医
[所属学会]
・日本神経学会・日本頭痛学会・日本内科学会

(平成19年卒業 医師)
[専門診療分野]
[取得資格]
[所属学会]
日本内科学会、日本神経学会