診療について

腎臓について

腎臓は尿をつくることで、尿毒素を排泄し、身体の中の環境のバランスをコントロールしています。腎臓病の大半は、はじめは自覚症状がなく、かなり進行してからしか症状がでないので、腎臓病の診断がついたときは治療法がないことも多く見受けられます。腎臓病はできるだけ早く発見して治療をしなければなりません。

日本腎臓学会では、2007年より、慢性に経過し、自覚症状の乏しい腎臓病を一括して慢性腎臓病(CKD)と呼び、CKDの患者さんが予想以上に多く(25人に1人の割合)、CKDの患者さんには心臓病や脳卒中が起こりやすいこと、CKDは早期発見、早期治療により治癒しうること、などCKDの重要性についてキャンペーンを行ってまいりました。

受診について

皆さんにお願いがあります。健康診断はかならず受けてください。また、健康診断で尿に異常があるといわれて、痛くも痒くもないからといって放置しないでください。検尿異常は腎臓病の早期診断の第一歩です。血尿(尿潜血)だけの場合は、まず泌尿器科を受診してください。そこで異常がないといわれた場合は必ず腎臓専門医を受診してください。

尿蛋白のみ、または尿蛋白と尿潜血の両方みられた場合は、はじめから腎臓専門医を受診してください。腎臓病は早くみつけて早く治療をはじめないと、薬が効きにくくなります。また、腎臓病特有の自覚症状としては顔や足のむくみがあります。自覚症状がでた場合は重症のことが多いので、すぐに腎臓専門医を受診してください。

腎臓の働きがすごく悪くなり、毒素がたくさん身体にたまってくると(これを尿毒症といいます)、貧血や食欲低下、吐き気など、腎臓と関係なさそうな自覚症状がでることがあります。身体の変調を感じたら、できるだけ早く医療機関を受診してください。

腎臓病について

さて、腎臓病の中には風邪をひいてすぐに血尿がでるもの、2週間くらいしてむくみがでるもの、など風邪をきっかけにおこることもあります。また、腎臓病にかぎらず、あらゆる病気は身体の抵抗力が弱ったときに発症します。そして昔から言われているように風邪は万病のもとです。日ごろから風邪をひかないように、うがい、手洗いを習慣づけましょう。また規則正しい生活、充分な睡眠など、日常の健康管理が病気の予防につながります。

また、病気がおこったあとでも、不規則な生活、睡眠不足、ストレスなどは病気の進行を早めます。日常の健康管理が何にもまして大切です。昔からよく言われていることは正しいことが多いですが、間違っていることもあります。

“腎臓病の人はスイカを食べるとよい”は間違っています。スイカを食べてはいけない腎臓病のほうが多いです。みなさん、スイカには気をつけてください。

最後に

今年の7月から当院の新病棟に新しい透析室ができました。透析台は6台で、新しく透析をはじめないといけない方、入院治療を要する透析患者さんのための透析室です。平成20年度からは腎臓専門医が三人に増え、外来は新患と再来に分けて月~金まで診療しています。

自分は腎臓病ではないかと思われる方は、遠慮なく受診してください。かかりつけの先生がいらっしゃる方はかかりつけの先生にご相談のうえ、受診してくださいますようお願いします。
 

診療対象疾患

  • • 無症候性血尿・蛋白尿
  • • 急性腎炎
  • • 慢性腎炎
  • • ネフローゼ症候群
  • • 急速進行性腎炎症候群
  • • 膠原病に伴う腎炎
  • • 急性腎不全
  • • 慢性腎不全

 

外来担当医表

腎臓内科
新患 松枝 片渕 片渕 竹内 黒川
再来 片渕 松枝 竹内 片渕 黒川 松枝

 

スタッフと専門領域

片渕 律子

内科部長

専門分野
腎臓内科
取得資格
日本内科学会 総合内科専門医・認定医、日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医、日本透析医学会 透析専門医・指導医
所属学会
日本内科学会、日本腎臓学会、国際腎臓学会、日本透析医学会、移植腎臓病理研究会(幹事)、IgA腎症研究会(幹事)

永江 洋

内科医師

専門分野
腎臓内科
取得資格
日本内科学会 認定内科医、日本腎臓学会 腎臓専門医・指導医、日本透析医学会専門医
所属学会
日本内科学会・日本腎臓学会・日本透析医学会

松枝 修明

内科医師

専門分野
腎臓内科一般
取得資格
内科認定医
所属学会
日本内科学会、日本腎臓病学会、日本透析学会

黒川 真澄

内科医師

専門分野
腎臓内科一般
取得資格
内科認定医
所属学会
日本腎臓学会、日本透析医学会、日本内科学会

竹内 実芳

腎臓内科専攻医

所属学会
日本内科学会