診療について

“よく診て、よく聞き、やさしく治す”

  • • 呼吸器外科・胸部外科学会認定の基幹施設であり、日本外科学会、呼吸器外科学会、胸部外科学会、呼吸器内視鏡学会などの認定医、専門医、指導医などの資格を有するチームによる診療を行っています。
  • • 常に質の高い、独りよがりではない医療を提供することを心がけています。
  • • 人間性に満ちた医療を行うことを基本精神としています。
  • • 呼吸器外科年間手術数は県内でもトップクラスです。平成26年度は290例の手術数で、そのうち肺癌手術は92例でした。(表1)
  • • さまざまな術式に精通しています。また、胸腔鏡手術を積極的に取り入れており、負担の少ない手術を実施しています。
  • • 九州地区で結核および関連の手術が行える数少ない施設であり、膿胸、炎症性肺疾患などは県外からの紹介もあります。
(表1)呼吸器外科手術症例数年次推移
年度 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014
手術症例 238 242 232 213 258 236 229 252 290

 

対象疾患

肺・縦隔・胸膜・胸郭・横隔膜などの呼吸器外科領域全体をくまなく治療対象としています。肺では腫瘍性病変(悪性腫瘍、良性腫瘍)、転移性肺腫瘍、炎症性肺疾患(結核や非結核性抗酸菌症、肺化膿症)、気胸(原発性、続発性)・嚢胞性肺疾患、膿胸(急性、慢性)などの胸膜疾患、縦隔疾患(良性、悪性腫瘍)などの診断から治療に至るまで幅広く対応しています。悪性疾患には術前術後の補助療法も含め、責任を持って専門的な治療を行っています。肺気腫や手掌多汗症の手術も可能です。また頚部の病変(リンパ節疾患、甲状腺、副甲状腺疾患など)にも精通しています。
 

診療内容

各種呼吸器外科手術以外に肺や縦隔悪性腫瘍に対する化学療法(抗癌剤治療)・放射線療法。胸腔鏡、縦隔鏡による診断、気管支鏡によるレーザー焼灼、ステント挿入、異物除去などの特殊治療。肺癌術後の定期検査、緩和医療などを行っています。

肺がん治療成績

近年の肺がん罹患率の増加に伴い、当院での肺がん手術症例も年々増加傾向にあります。2000年には年間50例、2003年には60例、2006年には80例をこえ、2014年は92例に増加しています。手術成績は極めて良好で全国の有名施設に引けを取らない成績です。

認定・指定施設

肺癌検診精密検査実施医療機関
肺癌検診再精密実施医療機関
日本呼吸器外科専門医認定機構基幹施設
日本胸部外科学会認定施設
日本呼吸器内視鏡学会認定施設
日本呼吸器学会認定施設

 

こんな症状ありませんか

以下のような症状がありましたら、早めにお気軽にご相談ください。

健康診断の胸部レントゲン検査で要精査と言われた、かかりつけの医療機関で肺に影があると言われた

詳しい検査が必要です。当院では最新の高分解能CT(コンピューター断層撮影)装置を導入しており、1cm以下の病変も確実に発見できるようになりました。肺癌といえども早期に発見された病変は手術などにより完全に治る可能性が高く、早めの受診をお勧めします。

30日以上続く咳、たん、血痰、胸痛などの症状がある

呼吸器系の病気が隠れている可能性があります。早めの検査で異常な場所を診断しましょう。近年日本ではがんが増え続け、死亡原因の第1位となっています。薗中でも肺がんは最も多く年間6万人位が亡くなっています。喫煙者の方は高危険群であることが知られています。

風邪はひいていないようなのに声が次第にかすれてきた

さ声という病態で、いろいろな原因が考えられますが、肺がんや縦隔腫瘍などの胸部の病気に由来することがあり、詳しい検査が必要となります。

突然胸部や肩のあたりに痛みがおこった

胸痛はさまざまな原因で起こります。心臓や食道、胃などの痛みや肺疾患で胸が痛む場合があります。肺が原因の痛みの場合はしばしば咳や呼吸苦を伴います。肺がパンクした気胸という病態では高頻度に認められる症状です。若い人に多く、年間50例位の方が胸腔鏡で治療を受けています。胸痛があればレントゲンや心電図で異常を見つける必要がありますのですぐご連絡ください。

手のひらに大量に汗をかき、日常生活に困る

手掌多汗症(しゅしょうたかんしょう)という病気で、社会生活にお困りの場合は手術の対象となります。当科での手術は1~2泊の入院で行えますので、夏休みなどを利用して治療を受けていただけます。

 

外来担当医表

呼吸器外科
岡林 濱田 前川 阿部 德石 岡林

緊急や初診はいつでも受付可能ですので、窓口や電話でご相談ください。

 

スタッフと専門領域

岡林 寛

統括診療部長

専門分野
呼吸器外科全般、内視鏡(胸腔鏡、縦隔鏡、気管支鏡)手術、気道外科、頚部・甲状腺外科、手掌多汗症
取得資格
日本外科学会専門医・指導医、日本呼吸器外科学会専門医・指導医(評議員)、日本胸部外科学会指導医、日本呼吸器内視鏡学会(気管支鏡)専門医・指導医、日本呼吸器学会(外科系)専門医、日本気管食道科学会認定医、産業医(産業医学ディプロマ)、福岡県医師会認定総合医
所属学会
日本肺癌学会(評議員)、日本内視鏡外科学会(評議員)、日本臨床外科学会、国際肺癌学会、WABIP、日本気胸・肺嚢胞性疾患学会(評議員)

濱田 利徳

呼吸器外科医長

専門分野
肺癌、呼吸器外科疾患全般
取得資格
日本呼吸器外科学会 専門医
所属学会
日本外科学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本胸部外科学会、日本内視鏡外科学会

前川 信一

呼吸器外科医長

取得資格
日本外科学会専門医、日本呼吸器外科学会 専門医、日本がん治療認定医、産業医(産業医学ディプロマ)
所属学会
日本外科学会・日本呼吸器外科学会、日本胸部外科学会・日本呼吸器内視鏡学会、日本肺癌学会・日本癌学会、日本緩和医療学会・日本医療マネジメント学会

德石 恵太

呼吸器外科医長

専門分野
呼吸器外科、胸腔鏡手術
取得資格
外科学会専門医、呼吸器外科学会専門医、呼吸器内視鏡学会専門医、気管食道科学会専門医、がん治療認定医
所属学会
日本外科学会、日本呼吸器外科学会、臨床外科学会、日本呼吸器内視鏡学会、日本内視鏡外科学会、日本気管食道科学会、日本肺癌学会、国際肺癌学会

阿部 創世

呼吸器外科医師

専門分野
呼吸器外科一般
所属学会
日本外科学会、日本呼吸器外科学会、日本肺癌学会、日本呼吸器内視鏡学会