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地域医療

地域がん診療連携拠点病院

福岡県の“がん拠点病院”とその役割

福岡県では、県民の皆さんが質の高いがん医療を受けることができるように、その拠点となる医療機関として、平成23年9月1日現在、国指定の都道府県がん診療連携拠点病院2か所、地域がん診療連携拠点病院13か所、県指定がん診療拠点病院2か所を整備しています。

がん拠点病院の主な役割

  • がん患者様の状態に応じた適切な治療の提供
  • 手術療法、放射線治療、化学療法の提供体制
  • 緩和ケアの提供体制
  • 他の病院及び診療所との連携協力体制
  • セカンドオピニオンの提供体制
  • 専門的な知識及び技能を有する医師及び医師以外の医療従事者の配置
  • 専門的ながん医療を提供するための治療機器等の設置
  • 医療従事者を対象とした研修の実施
  • がん相談支援センターの設置
  • 院内がん登録の実施
  • 臨床研究・治験の実施
  • PDCAサイクルの実施
  1. 県がん診療連携拠点病院(2 か所)
    がん専門医療従事者に対する研修や、地域拠点病院間の連携・調整を図り、県全体のがん対策に係る取組みを牽引していく役割を担っています。
  2. 地域がん診療連携拠点病院(13 か所)
    専門的ながん医療の提供等に努めながら、がん医療に関する相談支援及び情報提供並びに地域の医療機関への支援、地域連携の推進等に取り組むことが求められています。
  3. 県指定がん診療連携拠点病院(2か所)
    よりきめ細やかながん医療体制を整備することを目的に福岡県知事が指定したがん拠点病院で、専門的ながん医療の提供等に努めながら、がん医療に関する相談支援及び情報提供並びに地域の医療機関への支援、地域連携の推進等に取り組むことが求められています。

福岡県では、都道府県がん診療連携拠点病院である九州がんセンターと九州大学病院を中心に、上記17か所の各拠点病院から代表者が集まり、 情報共有等を行う「がん診療連携協議会を開催しています。詳しい取組内容は以下をご覧ください。

⇒九州がんセンターホームページへリンク

“がん拠点病院”としての福岡東医療センター

PDCAサイクルの実施

当院では、毎月1回がん診療連携拠点病院運営委員会を開催し、下記1〜5の内容のがん診療に関する様々な課題について把握・評価し、改善を行っています。

1.がんの医療相談に関すること

2.がんの医療連携に関すること

3.がんの情報発信・情報提供に関すること

4.がん患者の医療支援に関すること

5.がんの診療機能や診療実績、地域連携に関する実績や活動状況の他、がん患者の療養生活の質について把握・評価・改善に関すること

⇒PDCAサイクルの実施体制

がん診療体制

当院では、各診療科の専門スタッフが対応しています。詳しくは、以下のがん種別診療内容一覧をご覧ください。

⇒がん種別診療内容一覧

緩和ケアチーム

がん診療連携拠点病院には、緩和ケアチームを設置することが義務付けられています。当院の緩和ケアチームは、平成19年2月からチーム回診を始めました。
◎チームメンバー
・身体担当医           ・・身体の苦痛症状の緩和を担当
・精神担当医・認定心理士   ・・心のケアを担当
・看護師              ・・心のケアや日常生活上のご相談など
・薬剤師              ・・適切な薬物療法のお手伝い

 

主治医・病棟看護師と緩和ケアチームが連携して、患者様の症状緩和に努めます。

主な対応としては
    ○痛みを中心とした身体症状への対応
    ○不安や不眠などの気持のつらさなど
     への対応
    ○ご家族の不安など気持のつらさ への対応  
などですが、その他にもいろいろ遠慮なく、ご相談ください。


チーム回診・・・毎週水曜日 15時〜16時  
水曜日以外は、必要に応じて緩和ケアチームの看護師がお伺いします。

私たち、福岡東医療センターの職員は、患者様やご家族の皆様が、できる限りこれまでと同じような生活が送っていけるよう、お手伝いをしていきたいと考えています。

緩和ケア外来

福岡東医療センターでは、平成21年9月1日から緩和ケア外来を開設ています。当院に通院中の患者様だけではなく、他院に通院中の患者様も受診していただけます。

がん患者様・ご家族様を主治医や他の医療関係者とともにサポートしていきます。

対象となる患者様
  • 積極的治療を行っているか否かに関わらず、痛みなどの身体症状を緩和したいが、コントロールが困難な患者様
  • 基礎疾患があり、身体・精神症状の緩和に使用する薬剤について注意が必要な患者様
  • 身体症状のコントロールはできているが、精神症状に対する治療・ケアが必要な患者様
  • 将来的に緩和ケアについて知っておきたいと考えられている患者様など

診療体制・・身体担当医の診察後に、必要に応じて他の医療スタッフが対応します。

診療日:毎週火曜日・木曜日 午前9:00〜12:00 完全予約制です。

電  話:(代表)092-943-2331 (内線)8184

緩和ケア研修会

緩和ケアについては、国のがん対策推進基本計画(平成24年6月8日)において、「がんと診断された時から適切に緩和ケアが提供されるようにすること」を目的とし、「がん診療に携わる全ての医療従事者が基本的な緩和ケアを理解し、知識と技術を習得する」ことが目標とされています。

当院では、国の指針に基づいた緩和ケア研修会を年1回開催し1人でも多くの医師が受講できるよう取り組んでいます。

当院では、
  • 平成21 年度・・・院内医師を対象に研修会を開催
  • 平成22 年度〜 地域でがん診療に関わるすべての医師を対象として開催
緩和ケアが総合的に実践的に学べる

・がん性疼痛等の身体症状のマネジメント
・精神症状に対する対処
・がん医療におけるコミュニケーション
・地域連携 などなど

研修会の様子

 

この研修会の特徴は一方向性の座学形式ではなく、所定の指導者研修を修了した研修会協力者の指導の下に、日本緩和医療学会が作成したプログラムに沿ってワークショップやロールプレイング等を行います。

当院の緩和ケア研修会に関する詳しい日程等は、ホームページの最新情報に掲載いたします。

⇒最新情報へ

国が策定するがん対策推進基本計画では、がん患者の療養生活の維持向上のために、疼痛等の緩和を目的とする医療が早期から適切に行われるようにすることとともに、 居宅において、がん患者に対し、がん医療を提供するための連携協力体制を確保することが求められています。そのために最終的には医療圏の中で緩和ケアを含めたがん 診療のネットワーク体制を構築する必要があると思われます。そうした面からも当院で行う緩和ケア研修会に、地域の診療所・病院の先生方にご参加いただくことは顔の 見える連携作りの第一歩になるものを考えています。

当院で開催した緩和ケア研修会の受講修了者一覧をご覧いただけます。

     
⇒緩和ケア研修会修了者一覧

がん相談支援センター

がん診療連携拠点病院は、がん相談支援センターを設置し、地域のがん患者やその家族等に対し、個別の状況・ニーズに応じた相談、わかりやすい情報提供を行うこととなっています。 当院には、国立がんセンターがん対策情報センター主催のがん相談員基礎研修を修了した者が相談支援に携わっております。

  • がんの病態、標準治療法等がん診療及びがんの予防・早期発見等に関する一般的な情報の提供
  • 診療機能、入院・外来の待ち時間及び医療従事者の専門とする分野・経歴など、地域の医療機関及び医療従事者に関する情報の収集・提供
  • セカンドオピニオンの提示が可能な医師の紹介
  • がん患者の療養上の相談
  • 就労に関する相談
  • 地域の医療機関及び医療従事者等におけるがん医療の連携協力体制の事例に関する情報の収集、提供
  • アスベストによる肺癌及び中皮腫に関する医療相談
  • HTLV-1関連疾患であるATLに関する医療相談
  • 医療関係者と患者会等が共同で運営するサポートグループ活動や患者サロンの定期開催等の患者活動に対する支援
  • 相談支援センターの広報・周知活動
  • 相談支援に携わる者に対する教育と支援サービス向上に向けた取組
  • その他、相談支援に関すること
特に、がん患者様の在宅療養に関しては、開業医の先生方や、各訪問看護ステーション等と連携を取りながら、安心して、安楽に過ごしていただけるようにとお手伝いさせていただいています。

当院のがん相談支援センターです。
病院の玄関を入ってすぐ右側に位置しています。
病気や症状などについてのパンフレット等を準備しています。

 

がん登録

院内がん登録は、病院で診断されたり、治療されたりした全ての患者様のがんについての情報を診療科を問わず病院全体で集め、その病院のがん診療がどのように行われているかを明らかにする調査です。

  • 患者様に医療成績を提供することができます。
  • 紹介元に病院の実績と能力を伝えることができます。
  • がん診療病院として、患者や地域のニーズに応えていないところと、さらに充実すべきところ、宣伝が足りないところを発見することができます。
  • 何人の患者様がどのような病態で、どのようにして受診し、どのような医療を受け、どうなったのかを知ることができます。
  • がん医療均てん化に関する基礎資料が得られ、患者様にその結果を還元できます。
  • 院内がん登録で蓄積した情報を地域がん登録医報告することにより地域でのがんの発生数を部位別、病期別、年齢別、地区別に把握でき、地域におけるがん対策の立案や評価に利用され、地域住民に利益が還元されます。

がん登録が整備されれば、がん対策が推進され、さらに質の高いがん医療を提供することができます。

当院のがん診療実績(2012年症例)をご覧いただけます。


⇒がん診療実績(2012年症例)

 

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